保育士の資格、仕事に関する内容について分かりやすく解説しています。
保育士は、子どもの成長に関わることができるやりがいのある仕事ではありますが、離職率は決して低くはありません。それは、やはり保育士になるにあたっては大変なことが待ち構えているからです。理由の一つとして、保育士にはかなり多くの仕事が課せられています。
毎日の保育ひとつとっても、排せつの世話や食事の世話、お昼寝の寝かしつけに至るまで個人に対応していかなければならないことが山積みです。就学前の子どもを相手にしているだけあって、思ったようにいかないことやケガなどのアクシデントもつきません。1,2歳児では6人に1人、3歳児にもなると20人に1人と言う基準が決められており、多くの園が保育士不足などから基準通りの配置となっています。そのため、一人でたくさんの子どもを見なければなりません。
また、毎日の保育に加えて、連絡帳での親とのやり取りや、行事の準備、保育園だよりを作ったりするなどたくさんの仕事があることも保育士の大変さの一つです。連絡帳の記入はお昼寝の時間にやるのですが、実際にはスムーズにお昼寝ができる子どもばかりではないので、子どもを見ながら行うことになります。そのため、行事の準備などは持ち帰り仕事にならざるを得ません。実際に給食なども保育しながら食べる場合も多いので、お昼の休憩はもちろんのこと、自分のトイレ休憩でさえ満足に取れないこともあります。保育時間が短い幼稚園に比べて、保育時間が長いことも大変さの一つです。